【江ノ島】江ノ電もなかと言えば 扇屋 200年の歴史がある 老舗の和菓子屋

「江ノ電もなか」といえばココ

江ノ島駅〜腰越駅の間、龍口寺の交差点付近を通ると…江ノ電が壁に埋まってる⁉︎

埋まっていました。
屋根の上には丁度良くパンタグラフが乗っています。
店頭に立つキュートな おばあちゃまと奥様にお話を伺うことができました。

店内の江ノ電コレクションは以前使用されていたホンモノです。
江ノ島電鉄から譲り受けた物、趣味も兼ねて、これほどのコレクションが!

創業は天保。当時は龍口寺の敷地内にありました。
天保は1831年〜1845年。
この頃から現在に至るまで江ノ島で親しまれ200年以上の歴史をもつ和菓子屋さんです。
立ち寄るだけで非日常の時間と空間を感じられます。

 

江ノ電もなかが作られている乗務員室

まずは、とっても気になる江ノ電を近くで見せてください。写真撮ってもいいですか?
と奥様に訊ねると「走らないからゆっくり撮れますよ〜」

常連様でしょうか、座席に腰掛けてお話しをされていました。
ここは憩いの場、会話を楽しむ場所でもあります。

平成23月まで実際に走っていた651という江ノ電の車両です。
江ノ電もなかを製造販売されてるというご縁で、
江ノ島電鉄の社長から3月で廃車になるからどうですか、と譲り受けました

ただ、丸々1両は入らないので()、顔だけ切ったそうです。
引退から30年経った今でもお店のシンボルとして活躍しています。

江ノ電の顔の裏は和菓子の製造所となっています。
大人のみならず子供達もこういうのが大好き。
ここから先は乗務員室(製造所)なので立ち入り禁止、ということになっていますので
正面の江ノ電の窓から作っているところをご覧ください!

 

右上は龍口寺の境内にあった頃の店舗。
左上は現在の場所に移転した大正中期の頃の店舗。

 

江ノ電コレクションが溢れる店内!

客席と運転席。イートインスペースです!
マスコンのハンドル。小さなお子様は大人と一緒に回してください。「思い出になるから」と触らせてもらいました!
旅客運賃表。消費税が上がる前まで湘南海岸公園駅で使われていました。
駅名板ドアスイッチ。えのんくんのポシェットもかわいいのん♪

 

路線図。天井に貼ってあります。店頭入口の天井を見上げてください。
サーフボードの持ち込みについて。サーファーが多い江ノ島ならではの配慮を促す注意書きです。
ポイントの切替え。当時は手動で切り替えていました。右側には冬に凍結しないための装置があります。

 

目の前を江ノ電が走ります

線路を挟んだ向こう側には龍口寺、贅沢なロケーション。
カンカンカンと踏切の警報機が鳴るたびに
奥様が「電車がこっちから来るわよ〜」と教えてくれるので
ベストポジションからのナイスショットを狙えました。
しかも間近で見る迫力!
ちなみに「タンコロ」というのは「100系」の旧型車両。
一両だけでコロコロ走るからタンコロ!

極楽寺周辺散策記 江ノ電の撮影スポットも是非ご覧ください。

 

神奈川県指定銘菓です

壁一面に飾られた表彰状、褒賞状の数にも驚きます。
江ノ島のお土産は数多くありますが江ノ電もなかはここのお店でしか買えません
贈る人も贈られた人にも嬉しいお土産です。

 

 

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江ノ電もなかの10本セット(5種類各2)

左から
新車‥‥‥ゆずあん
赤電‥‥‥梅あん
チョコ電‥こしあん
青電‥‥‥ごまあん
江ノ電‥‥つぶあん

一番手前、新車の窓には鎌倉の大仏様が描かれています。
パッケージの上部、切符の日付は江ノ電もなかの販売を開始した昭和6041日なんです。

毎朝10本にセットしています。
単品で1本だけとか、こしあん10本セットとか、抹茶も入れたい!とか
ご要望は個別にセットしてくれるので前日までにお電話(0466-22-3430)ください
3本セットにして結婚式のプチギフトとしても喜ばれるそうです。
お土産はもちろん、ご自宅用にも。近くの片瀬海岸を眺めながら味わうのも!

新型車両抹茶あん(税込150円)
上部に路線図、車窓に鎌倉大仏・江ノ島・富士山が描かれています。
2000形電車の登場記念に追加されたもので前面が傾斜しています。
一口食べた瞬間、懐かしさを感じる柔らかくて優しい抹茶あん。
甘さの中にほんのり抹茶の風味を感じる、昔ながらの美味しさです。

他にも、片瀬まんじゅう、あじさいもち、くず桜、若あゆ、あんころ柿など
美味しそうな和菓子がいっぱいで迷ってしまいます。

 

ご主人も製造所から出て来てくださりお話しを伺いましたが、撮影は(照れっ)ということで
おばあちゃまと奥様が笑顔で快く引き受けてくださいました。 

お客さんと一緒になっておもてなしをしてくれるお店です。
撮影の際も撮りやすいように配慮してくださったり、
ひとつひとつ丁寧に説明してくださったこと、お心遣いにすっかり心を掴まれました。

なによりも商売を楽しんでいることがお客さんにも伝わってくるんです。
観光で訪れるたびに立ち寄りたくなる、また何度でも足を運びたくなる場所です。

先代から譲り受けた商売を守り300400年、その先もずっと続いて欲しいお店です。

取材というよりも時間を忘れて江ノ電トークに花が咲きました。
帰り際、「傘忘れないでね!」の一言が嬉しかったです。
またみなさんの笑顔に会いに行きます!

営業時間・アクセス・駐車場情報

 

住 所 〒251-0035 神奈川県藤沢市片瀬海岸1-6-7
電話番号 0466-22-3430
アクセス 江ノ電江ノ島駅より龍口寺前を海に向かって左側 徒歩3分
営業時間 9:00~17:00
定休日 日曜営業 不定休
駐車場 なし
参考HP 食べログ

 

営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

売り切れになることもあるので早めの時間に行かれるのがおすすめです。

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投稿者プロフィール

satomi
satomi
湘南在住/幼稚園に通う男の子のママ
ベビーシッターのお仕事と両立しながら執筆をしています。湘南の海・街・人が大好き。子連れでお出かけできるスポットは常にチェックしています。最近ビーチクリーンにハマってクリーンアップを楽しんでいます。読んで行きたくなるような情報をお届けしていきます!

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