逗子市にある披露山公園は、披露山の頂上にあり、公園の展望台からは江の島や富士山、伊豆箱根連山を望むことができます。
「かながわの景勝50選」にも選ばれている景勝地でもあり、景色だけではなく猿山や鳥などの小動物も見ることができます。
ハイキングコースも整備されているので、家族や友達同士、恋人同士でも楽しめる公園です。
自然に囲まれて開放感いっぱいの公園で、のびのび息抜きに出かけませんか?
近くには逗子マリーナがあるので、ドライブがてら行くのがおすすめです。
もくじ
披露山とは
披露山は、逗子市の西側にある高さ100mほどの台地です。
披露(ヒロ)は「ひろきあらわす」という、めでたいこと、良いことを公表する意味があり、鎌倉時代将軍に献上物を披露した所、あるいは献上の品物を披露する役人が住んでいた所ともいわれています。(案内板より)
また、披露山といえば、数々の芸能人や企業オーナーなどが住んでいる、湘南ではトップクラスの高級住宅街。
「日本のビバリーヒルズ」と呼ばれる披露山庭園住宅地があります。
この住宅地は景観を維持するために基準が設けられており、アンテナや電柱も全て埋め込まれているそうです。
披露山公園の駐車場の手前を右折すると庭園住宅入口ゲートが見え、ゲートには警備員さんの姿も見えました。
そんなセレブな街に隣接する、のんびり過ごせる公園が披露山公園です。
披露山公園とは
逗子市によって管理されている公園で、1958年6月7日に開園しました。
公園の広場は第二次世界大戦時に海軍の高射砲陣地があったところで、三つの高射砲砲座と監視所の地下室が残されていました。
これらを利用して、砲座を展望台と円型花壇及び猿舎に、監視所跡にはレストハウス等を設けています。(案内板より)
かながわの景勝50選に選ばれています
かながわの景勝50選とは、神奈川県の代表的な景勝地50箇所を神奈川県観光協会が選定したもの。
◆「江の島稚児ヶ淵」も選ばれています。こちらもご覧ください。
無料駐車場です
披露山公園へは車でのアクセスが便利です。
利用時間はAM8:30~PM4:30、49台収容可能です。
バスですと、JR逗子駅から「披露山入口」下車して徒歩(登り)約15分です。
駐輪場やレンタルサイクルの駐輪場も完備されています。
近隣の大崎公園の利用時もこの駐車場を利用します。
展望台からのオーシャンビュー!
駐車場から公園の入口までは距離もなく、ゆっくりと景色を楽しみながら坂を登ります。
まず公園に入って見えるのが展望台です。
あまり高さもなさそうですし、見えるのかな?と思いつつ
階段を登ってみます。
すると、
手前に披露山庭園住宅が、そして逗子マリーナ、遠くに江ノ島を眺めることができます。
目の前に広がる景色に思わず釘づけになってしまう、素晴らしい眺め!
そうです、ここは披露山の頂上でした。
この投稿をInstagramで見る
タイミングが合えば江ノ島の後ろに富士山を見ることもできます。
そして公園の奥には逗子海岸を見渡せるスポットがあり、ここからの眺めも絶景です。
時間を忘れて景色を楽しめます。
更に進むと猿舎が!
ここではニホンザルが飼育されています。
ちょうど飼育員さんが餌をあげているところに遭遇でき、飼育員さんは一匹一匹名前を呼んでいました。
「披露山公園のおさるさん」という紹介板があり、それぞれ名前や性格が書かれています。
オスはエンドウ、ダイズ、クロ、エダマメ、ピーナッツ
メスはツバキ、サツキ、ボタン、ヒマワリ、スミレ、ナデシコ、ユリ、アジサイ
中でもオスの「エダマメ」は目つきが鋭く、オスザルの中では上位ですが、メスの「ヒマワリ」には頭が上がらないそうです。
見た限りではどの猿も同じように見えますが、人間と同じように個性があるようです。
11:15からエサの給餌が始まります。
かわいい小動物たちも
アヒル、アイガモ、ガチョウ、ウコッケイなどの鳥類も飼育されています。
いろいろなところから鳴き声が聞こえてきて、まるで小さな動物園のよう。
インドクジャクが飼育されていたのは驚きました。
子どもが遊べる遊具も
公園の中に公園が。
大人は景色を楽しみ、子どもは遊具で遊び、親子で満足できます。
ずっとお家にいるとどうしても飽きてしまいますよね。
外に連れ出せばなんとかなる、密集しない安全な場所がいい、せっかくなら自分もリフレッシュしたい、という時に披露山公園はピッタリな場所です。
レストハウスで一休み
休憩所のようになっていて、いつでも自由に入ることができます。
現在は5人以下の利用で、飲食禁止、売店休業となっています。
アライグマなどの剥製や公園スタッフが採集・飼育していた昆虫の標本も展示されています。
また、多目的スペースという個室があり、オムツ交換や授乳、着替えなどに利用できます。
小さい子や赤ちゃんを連れて行く場合、こういったスペースがあると助かります。
個室でありながら充分な広さもあるのでママには嬉しい設備ですね。
浪子不動ハイキングコース
駐車場の横にはハイキングコースがあります。不動尊・不動園地を経て逗子海岸に出るコースです。
山道を降りて海沿いの浪子不動までを往復するコースなので、逗子海岸からここまで登ってくることも可能です。
浪子不動とは
正式名は「高養寺」です。
高波をおさめるために祀られたのが起源で、波切不動とも呼ばれていたこの不動尊は、明治時代のベストセラー小説「不如帰」の舞台となり、主人公の片岡浪江子の名前をとって、「浪子不動」と呼ばれるようになりました。
134号線の下を通る地下道をくぐり抜けると、海の中に「不如帰(ほととぎす)」の碑が立っているのが見えます。
子連れの家族や、カップル、犬のお散歩をしている方も多くみられました。
遠出をしなくても楽しめる、自然がいっぱいの公園は、設備が整っているので安心して遊べます。
日常ではなかなか出会えない動物や披露山の頂上からの景色を眺めれば、きっと素敵な休日が過ごせることでしょう。
『披露山公園』施設情報
住 所 | 〒249-0007 神奈川県逗子市新宿5-1851 |
電話番号 | 046-873-1111(逗子市環境都市部:緑政課) |
アクセス | JR逗子駅からバス小坪経由鎌倉行「披露山入口」で下車徒歩約15分 |
定休日 | なし |
駐車場 | AM8:30~PM4:30 無料駐車場49台 |
参考HP | 逗子市HP |
投稿者プロフィール
-
湘南在住/幼稚園に通う男の子のママ
ベビーシッターのお仕事と両立しながら執筆をしています。湘南の海・街・人が大好き。子連れでお出かけできるスポットは常にチェックしています。最近ビーチクリーンにハマってクリーンアップを楽しんでいます。読んで行きたくなるような情報をお届けしていきます!