古くから漁師町として知られ、しらすを中心に新鮮な魚介類が食べられることで有名な腰越。
実は、義経や弁慶にまつわるお寺があったりと寺社が多く、有名な歴史が刻まれた由緒ある町でもあります。
今回はその中から、小動岬にある「小動神社」へ行ってみました。
小動神社への行き方は?
江ノ電に乗り、江の島駅と鎌倉高校前駅の間にある腰越駅で下車します。
ちなみに駅はとても小さいため、ホームに車両が入り切りません。
なので4両編成の江ノ電に乗る場合は、
鎌倉からは1番後ろの車両、藤沢からは先頭車両に乗らないよう注意してくださいね。
駅を降りたら、腰越漁港に向かって歩きましょう。
そして国道134号沿いを歩いていくと右手に見えてくるのが小動神社です。
小動神社の由緒とは?
「小動」と書いて「こゆるぎ」と読みます。
この名の由来は、風もないのにゆれる美しい松「小動の松」が岬の頂にあったことから。
文治元年(1185年)、源頼朝に仕え、源平合戦で活躍した佐々木盛綱が創建したと伝えられています。
盛綱は故郷近江の守護神、八王子宮を勧請すべく土地を探し求めていたところ、
小動山に登りその風光に魅せられ、勧請の地と定めたことが始まりとされています。
鳥居をくぐると手水舎や授与所がある参道がのびていました。
参道を歩いた先に、第二の鳥居が。
階段を上って、第二の鳥居をくぐると、本殿や摂末社があります。
鳥居から参道側を見た景色も素敵で、参道にとても趣を感じますね。
鎌倉有数のパワースポットの1つ!
本殿
厄除けの神、縁結びの神、安産の守護神とされる建速須佐之男命(たけはやすさのお)、
力持ちの神、武の神、風の神、農耕神、狩猟神とされる建御名方命(たけみなかた)、
難局打開、武徳長久の神とされる日本武尊(やまとたける)をご祭神として祀っています。
ご利益は厄除、除災招福、勝利祈願、五穀豊穣、商売繁盛、難局打開など多岐にわたり、
鎌倉の数ある寺社の中でもパワースポットとして知られています。
海神社(わたつみじんじゃ)
漁業の神、航海の神とされる綿津見神(わたつみのかみ)をお祀りしています。
海に囲まれたこの土地ならではの御祭神ですね。
左手にはカメの石像がありました。
愛らしいお顔をしていて、癒されます。
金刀比羅宮と稲荷社
金刀比羅宮の御祭神は、航海の安全や海難救助の神、大物主神(おおものぬしのかみ)です。
稲荷社の御祭神は、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)、佐田彦神(さたひこかみ)、大宮能売神(おおみやのめかみ)で、
商売繁盛、産業興隆、家内安全、交通安全、芸能上達の神とされています。
とてもご利益がありそうな紅白の鳥居が素敵ですね。
大六天社
淤母陀流神、所願成就の神とされる第六天神(だいろくてんじん)が御祭神です。
本殿の向かい側、大木に囲まれていて、なんとも神秘的な雰囲気でした。
境内の散策後は、絶景に癒されよう!
元々、遠見番所として置かれていた展望台が今も残っています。
相模湾、江ノ島が一望でき、この景色を見るために訪れる方も多いそう。
コンクリ―トで固められたベンチのような休憩所となっているので、
絶景を見ながら、散策で疲れた足を休めることができます。
そしてこちらが、展望台から望むことができる絶景。
この日は曇りでしたが、腰越漁港や相模湾、江の島がきれいに見えました。
盛綱がこの景色に魅了されて、ここに創建することを決めたというのも納得です。
自然豊かで見どころ満載の神社
高台に位置し、景色のみならず、風やにおいからも海を感じることができる小動神社。
緑豊かで自然と心が落ち着く空間であるところもとても魅力的です。
そして、様々な御祭神を祀るご利益の多いパワースポット!
是非、腰越にお越しの際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
小動神社(こゆるぎじんじゃ)
住所:鎌倉市腰越2-9-12
アクセス:江ノ島電鉄 腰越駅から徒歩6分
電話番号:0467-31-4566
拝観料/入館料:志納
拝観時間/入館時間:志納
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